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ランキング1位SBI・V・S&P500インデックス・ファンドの罠

SBI証券の投資信託でランキング1位となっているSBI・V・S&P500インデックス・ファンド。他のS&P500シリーズである三菱UFJ国際-eMAXIS Slim米国株式(S&P500)(月間3位)と比べて信託報酬が安く、純資産も申し分ない人気ファンドです。

しかし、実は 三菱UFJ国際-eMAXIS Slim米国株式(S&P500) の方がお得であるということを今回の記事で紹介します。

実質コストについて

まず、それぞれの信託報酬をおさらいします。信託報酬というのは年間にかかる投資信託の手数料であり、安ければ安いほど良いとされています。

  • SBI・V・S&P500インデックス・ファンド の信託報酬 0.0938%
  • 三菱UFJ国際-eMAXIS Slim米国株式(S&P500) の信託報酬 0.0968%

また信託報酬とは別に諸経費が、かかっていて本当の費用は信託報酬と諸経費を合わせた実質コストと呼ばれています。

  • SBI・V・S&P500インデックス・ファンド の実質コスト 0.114% 
  • 三菱UFJ国際-eMAXIS Slim米国株式(S&P500) の実質コスト 0.123% 

となっています。実質コストにおいても SBI・V・S&P500インデックス・ファンド のほうが優れていることがわかりますが、次からが本題になります

【重要】ポイント付与率と暴騰率を比較する

次にポイントの付与率と暴騰率をそれぞれのファンドを見てみましょう

  • SBI・V・S&P500インデックス・ファンド のポイント付与0.0242%  暴騰率+37.81% 
  • 三菱UFJ国際-eMAXIS Slim米国株式(S&P500 )のポイント付与0.0374% 暴騰率+38.09%  

これらと先ほどの実質コストを表で比較してみます

 ①SBI・V・S&P500インデックス・ファンド  ②三菱UFJ国際-eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)  比較の結果 
実質コスト    0.114%   0.123%    ×0.009%(経費) ①の方が安い 
ポイント    (月間)  0.0242%   ×0.0374%   0.0132%  ②のポイントが多い
騰落率      (1年)   +37.81%   ×+38.09%    0.28% ②が
利益が出ている

同じS&P500に連動するファンドですが騰落率は三菱UFJ国際-eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)の運用が優れていることがわかります。

更に月間平均保有額に応じてSBIポイントが貯まる投信マイレージの付与率に関しても、 eMAXIS Slim 米国株式(S&P500 )の方が優れていることがわかると思います。

まとめ

投資信託を選ぶうえで信託報酬の安さは、もっとも考慮する必要のあるポイントのひとつです。

ですが単純にランキングで1位であるからとか、一番コストが安いからというだけでなく、そのほかにも運用成績やポイント付与率なども考慮して自分に合った投資信託を選択しましょう。

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